
住宅01 横浜の家
1974年に当時6人家族の“コミニュケーションを大切に”をモットーにした
住に対する建築家松澤としての思想を、自宅で集大成してみたいとの思いから
構想が始まる。家族の意見も最大限に取り入れて、20年30年先の変化に
対応できる理想の空間を目指して完成した。
それから30年、家族構成も変わり生活思考の成熟は生活環境を変化させて、 改築の必要性に迫られていた。 改築のきっかけとなったのは妻の“イメージチェンジをしてみたい”との何気ない一言。 建築家として“モデルルーム”のイメージを描きながらの居住構想や、 過去の実績で自信を抱いているアイデア・機能の実現化、 我ながら住いを考える難しさを痛感いたしました。
それから30年、家族構成も変わり生活思考の成熟は生活環境を変化させて、 改築の必要性に迫られていた。 改築のきっかけとなったのは妻の“イメージチェンジをしてみたい”との何気ない一言。 建築家として“モデルルーム”のイメージを描きながらの居住構想や、 過去の実績で自信を抱いているアイデア・機能の実現化、 我ながら住いを考える難しさを痛感いたしました。

住いの空間を包む壁は機能(防水効果・断熱効果・耐火・耐震強度)だけを優先することなく、
美的感覚も充分考慮して住まう人の心を自然に温かく包んでくれるものであってほしい。

道路ぎりぎりに塀を立てないのも、道行く人に道路が開けて見える様に配慮してある。
主木の垂れ梅は花の少ない2月にうすいピンク色に咲いてくれる。


洋風な外観に少し古風で渋い落ち着きを、、、 素朴な石段と鉄の造形美。
お客様が何時でも気軽に訪れられる優しい出会いの入り口にしています。


試行錯誤を幾度も重ねてやっと完成しました。
多目的に活用できるコミュニケーションルームです。
室内から外がよく見えます。自慢のテーブルに合わせたインテリアです。


既製品のシステムキッチンではない、細部にまで気を配った手造りの自然素材のキッチンです。
使いたいものが取り出しやすい所にあり、作業スペース、収納、とにかく理想のキッチンです。


ケースの奥行きも深めに、大・中・小と用途に合わせて充分な容積を確保しています。


軒の出を大きくしたのでトップライトをつけ、光が部屋の奥まで入る様な仕掛けにしている。
天井は垂木を化粧で見せ、野地板は桧の縁甲板を張り和と洋のコラボレーションを構成している。
ペンダントの照明器具は、アンティークのものを探して使った。


左の窓はペアガラスのハメ殺し、右はテラス戸で外への出入り口。
フローリングの1部をタイルにすることで、汚れ防止の効果があり、鉢物を置いたり、
使い勝手もよくアクセントにもなっている。
